ブックレット『地方分権の検証』を作成しました。本書は、昨年(2009年)香川大学公開講座において行われた講義をもとにまとめたものです。
内容は、第1章では、香川県で平成の合併第1号となったさぬき市の現状を豊富なデータをもとに検証しています。第2章では、世界各国と日本の行財政を比較、紹介しつつ香川県の行財政を分析、また、地方分権改革推進委員会の内容と民主党政権の対応の検討・検証しています。第3章では、09年総選挙の各政党のマニフェストから地方分権に対する政策、地方分権改革に対する経済界のうごきを分析したあと、道州制が導入された場合の基礎自治体の検討、観光行政を例に広域行政の具体的な検証を行っています。
目次
ごあいさつ / 第1章 平成の大合併がもたらしたもの ~さぬき市の場合~ / 第2章 地方分権自治体の構築は進んでいるか? / 第3章 道州制構想の現状 / あとがき
頒価500円(A5判両面印刷、76頁、2010年4月発行)